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エリンカメラマンの一日

371.jpg

エリンカメラマンの朝は早い。



「どうしてこんなに早く?」


「撮影の日はね、早朝に空の様子を確認するのが習慣なんですよ」


「それは何故ですか?」


「基本は屋外での撮影ですから、天候とかに凄く影響受けちゃうんですよ。
 だから、朝一の空の様子で一日の天気を予測するんです」


「空を見るだけでその日一日の天候まで分かるんですか?」


「風の動きとか雲の流れとか、そういうので大体分かります
 まぁ、たまに外れちゃう事もあるんですけどね(笑)」



試しに私も空の様子を確認してみた。
が、今現在は晴れているものの、この先どうなるかなんてさっぱり分からない。


「最初は私も全然分かりませんでしたよ。まぁ、慣れですね
 ちなみに、今日はこの後もずっと快晴です」



そう言い切る氏の顔は自信満々で、職人としての風格を感じさせられた。












372.jpg

「それは何をしているんですか?」


「ああ、これは今日の撮影で使う小道具です。
 ちゃんと確認しておかないと、忘れちゃったりしたら撮影できませんしね(笑)」



冗談を交えつつも、氏の眼差しは真剣そのもの。
職人の仕事は準備の段階から一切の手を抜かないのだ。



「さて、準備もできた事だしそろそろ参りましょうか」














373.jpg

馬を駆る事数時間。本日の現場へと到着。
まだ、我々以外の姿はない。



「モデルの方々には、遅めに集合時間を伝えてありますからね。まだ来ないと思いますよ。
 私もそれまでに色々やる事がありますし」


「やる事とは?」


「それはもちろん、現場の確認です。
 事前に下準備は済ませてあるんですが、時間をまたげば状況も変わってきますからね。
 当日のコンディションもしっかり把握しておかないと」










374.jpg

そうやって、氏が現場の細かい点まで確認していると、ポツポツとモデルらしき人たちが集まり始めた。



「こんにちは皆さん。今日はよろしくお願いしますね」



そう言って、一人ひとりに丁寧に挨拶を交わしていく氏。
なるほど、こうやって円満な人間関係を築くことによってモデルの緊張を取り除き、撮影を滞り無く終了させるのが氏の狙いなのだろう。
最初こそ強張った面持ちだったモデルの面々も、今ではすっかり笑顔を浮かべている。

一流のカメラマンたるもの、モデルの精神ケアまで仕事の内なのである。











375.jpg

「じゃあ、立ち位置はここで‥、ポーズは‥‥こういう感じ。
 ‥あー、右手はもうちょっと下げようか。‥‥‥そうそう、いいね」



いよいよ、撮影の開始だ。
職人のポーズ指導が始まる。



「ちょっと伊藤君、モデルさんの後ろから差し込むような感じで光あててくれる?
 違う! そうじゃないって! 全く、君は何度言ったら理解してくれるんだい!?」



アシスタントに怒号を飛ばす職人。
先ほどまでの穏やかな彼からは信じられないくらいに、険しい顔をしている。
それだけ真剣だという事なのだろう。














378.jpg

モデルへのポーズ指導も滞りなく終わり、いざ撮影にかかろうかという時にアクシデントは起きた。



「撮影の時にはここに防護壁を立てますので、
 皆さんはそちらのほうへ照準を定めてくださいね」


「‥あれ、防護壁って確かダンジョンか影世界じゃないと
 使用不可じゃありませんでしたっけ?」


「‥ッ!!」



意外とうっかりさんである。













376.jpg

結局、照準の問題はモデル全員がエルフであったこと、アシスタントの彼がジャイアントであったことを利用してPvP機能をonにすることにより、無事に皆狙いを定めることができた。

どんなに熟練した技術者であっても、ミスをすることはある。
それを如何にしてカバーするかが、一流とそうでない者との差であると私は思う。

それを考えると、やはり氏はカメラマンとして一流なのだろう。













377.jpg

「はい、じゃあそのまま動かないでくださいねー。撮影していきまーす」



静寂な現場に、職人がフラッシュを焚く音だけが響き渡る。
10枚‥、20枚‥。
一体、何枚撮るつもりなのだろう。
数えるのも億劫になってきた頃、ようやくカメラから顔を話した氏が告げた。



「はーい、オッケーです! 皆さん、お疲れさまでしたー!」



一日がかりで行われた撮影が、この瞬間に無事に終了した。



「私はこれから家に帰って編集作業が待ってるんですけどね。
 ひとまず撮影に関してはこれで終了です」


「本当にお疲れさまでした」


「はい、ありがとうございます。出来上がったら記者さんにもお見せしますので
 楽しみにされてて下さい」



以上、私が職人の仕事を一日取材させて頂いて思ったことは、やはり職人は職人であるということ。
我々、素人なら妥協してしまうような細かい点までしっかり突き詰めてこそ、あの美麗なSSを収めることができるのであろう。



「それでは、最後にお聞きします。
 氏にとってのこの仕事とは何ですか?」


「一言で言うと生きがい‥ですかね。まぁ、半分趣味のようなもんですが(笑)」


「そうですか、本日は本当にありがとうございました」


「こちらこそ」



コズメル氏は、これからも美しい映像を収め続けるのであろう。
本当に綺麗な画とは人の心を癒す効果を持つ。



彼(?)の一ファンとして、今後の更なる飛躍と発展を願ってやまない。





























あちらで既に完成した画像が載せられてますが、オネニーサマでお馴染みの、LepicierのコズメルさんのSS撮影現場にお邪魔させてもらいました。

SSのモデルの方々については、殆ど知り合いじゃない人たちばかりなので、適当に似せただけの完全に手作り画像です。
なので、元画像と色々違いますがそれはご愛嬌ということで。



以前からブログは見させて頂いてたんだけど、実際に撮影現場を拝見すると本当に細かいところまでこだわっておられて、彼(?)のSS撮影における「信念」を感じた気がします。
「SSなんて適当に捏造して作っとけばよくねー?」的なスタンスの俺としては非常に恐縮です。いや、本当に。



一部、誇張を含めてはいるものの、基本ノンフィクションでドキュメンタリータッチにお送りしましたがいかがでしたでしょうか。
彼(?)の作り出す数々の美しいSSは、こうした地味な作業を経た上で出来上がっているのです。

我々ブロガー、もといブロギストとしては、見習う点が多々あるのではないでしょうか。








‥あ、当然ですけどこんな裏側載せるなんてコズメルさんには許可とってません。
無許可と捏造がこのブログの「信念」です。


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